[Image blocked: チュマシュのAmmunation前に立つ自作キャラクター。左上に「IcyToad5630 joined.」の表示]

GTA6 FEEDではこれまで、GTA6のニュースや考察、そしてFiveM/GTARPのサーバー紹介や導入ガイドを書いてきた。今回から、少し毛色の違う連載を始める。自分自身でFiveMのサーバーをゼロから建てて、その過程をそのまま記録していく開発日記だ。

きっかけは単純で、FiveMのサーバーはローカル(自分のPC)で動かすだけならソフトは無料で作れると知ったからだ。正確に言えば、サーバー本体のソフトもtxAdminのような管理ツールも無料で、必要なのはGTA5本体と、公式サイトで取得できる無料のライセンスキーだけ。つまり、GTA5さえ持っていれば、追加の課金なしで「自分専用のサーバー」を立てられる。

これまでのハードルと、それが下がった理由

正直に言うと、少し前まで「サーバーやMODの開発は自分には無理だ」と思っていた。英語のドキュメントを読み込めて、ある程度コードが書ける人のもの、というイメージがあったからだ。実際、FiveMの公式情報やコミュニティの情報は英語が中心で、設定ファイルを触るにもプログラミングの知識がいる場面が多い。

その壁が、AIのおかげでかなり下がった。分からないエラーやコマンドをそのままAIに投げれば、日本語で手順を噛み砕いて教えてくれる。英語の壁とコードの壁、この二つが同時に低くなったことで、「とりあえずやってみるか」と手を動かせるようになった。今回の起動作業も、実際にChatGPTに一つずつ聞きながら進めている。

まずは起動できた ― ただし中身は空っぽ

そして、ChatGPTに教わりながら、無事にFiveMサーバーを起動できた。

[Image blocked: サーバーに接続した直後のマップ画面。ストロベリー付近にキャラクターがいる]

とはいえ、今の状態はまだ何もない、ただのサーバーだ。デフォルトのマップに自分のキャラが一人で立っているだけで、仕事もお金も、追加の車もマップも何もない。まずはこの「空っぽの状態」で何ができて何ができないのかを、いろいろ触って確かめてみるつもりだ。

一点、注意しておきたいことがある。画面上はオンラインのように見えるし、自分では問題なく接続できる。ただ、これは「他の人が入れる公開サーバー」とは別物だ。ローカルで動いているサーバーに外部から入ってもらうには、通常ポート開放という設定が必要になる。しかも家庭用の回線ではこのポートが塞がれていることが多く、そのままでは友達すら入れない場合がある。この問題をどう回避するかは、次のロードマップの③で触れる。

これからやること(すべて無料でできる予定)

調べた限り、次のステップはどれも無料で進められるらしい。この開発日記では、これらを一つずつ試して記録していく。

① 管理者コマンドを使えるようにする(txAdmin)。無料の管理ツールで、サーバーの管理画面やコマンドを使えるようにする、最初の一歩になる。

② 車を追加する(Add-On Cars)。無料で配布されている追加車両が大量にある。まずは見た目から賑やかにしてみたい。

③ 友達を入れられるようにする(ZeroTier)。ポート開放をせずに、仮想的に同じネットワークへ入れてもらえる無料ツール。数人で遊ぶ分には無料枠で足りるらしい。……肝心の友達がいないのだが、まずは仕組みだけでも試してみる。

④ マップを追加する(MLO)。建物の内部などを追加できる無料配布のマップがかなり多い。世界そのものに手を入れていく段階だ。

⑤ ゲームとしての仕組みを入れる(QBCore)。無料のフレームワークで、「仕事・お金・車庫・警察・アイテム」といったGTARPでおなじみの要素を一気に導入できる。ここまで来ると、ようやく「サーバーらしいサーバー」になるはずだ。

本当の壁は、技術ではないのかもしれない

作り始めて、一つ考えるようになったことがある。技術的なハードルがAIでここまで下がるなら、サーバー運営で本当に難しいのは、むしろ技術以外の部分なのではないか、ということだ。

実際、サーバー運営で最大のネックになるのは、設定やコードよりも人間関係 ― コミュニティの運営やプレイヤー間の揉め事だと言われることが多い。技術で詰まる場面がAIで減った分、この「運営」の比重が相対的に大きくなる、という見方もできる。これが本当にそうなのかは、これから自分で建てて運営してみないと分からない。この日記を続けながら、確かめていきたい。

まずは次回、①のtxAdminから手を付けていく。同じように「自分でも建ててみたい」と思っている人の参考になれば嬉しい。


この記事はGTA6 FEED運営者が、自分のPCで実際にFiveMサーバーを構築した記録である。技術的な情報は2026年5月時点の公式ドキュメントおよび各ツールの提供内容を確認して記載しているが、仕様や無料枠の内容は今後変わる可能性がある。FiveMおよびGTAは、それぞれの権利者(Cfx.re / Rockstar Games)の商標であり、本サイトは各社と提携関係にない。