最終確認:2026年9月(Creator Platform License Agreement 2026年9月10日版にもとづく)
FiveMの利用規約は、サーバー運営者だけが知っておけばいいものではない。プレイヤーにとっても、自分が参加しているサーバーがどのような運営をしているのか、課金しようとしているサービスがFiveMのルールに沿ったものなのかを知るための重要な情報になる。長期間遊ぶつもりのサーバーや、お金を使おうとしているサーバーなら、なおさら確認しておきたいところだ。
このページでは、Rockstar Games / Cfx.reが公開している2026年現在のルールをもとに、課金・ガチャ・ゲーム内通貨・車やMLOなどの素材・著作権・スポンサー・NFTなど、FiveMで特に疑問になりやすいポイントを初心者向けに整理する。
はじめに押さえておきたいこと
FiveMは現在、Rockstar GamesのCreator Platformの一部として運営されている。Rockstarは認可されたオンラインマルチプレイヤーサービスとして、GTA Onlineに加えてCfx.re Platform Server(FXServer)を利用するRP/Community Serverを挙げており、FiveM自体は非公式の野良サービスではない。
ただし、FiveMを利用できることと「FiveM上なら何をしても自由」ということは別の話である。サーバーの運営方法、収益化、使用している素材、第三者の権利などにはルールがあり、それらはRockstarのTerms of Service、Community Guidelines、Creator Platform License Agreement(以下、Creator PLA)、Mod Guidelines、そしてCfx.reの公式ドキュメントと、複数の文書にまたがっている。
なお規約は変更される。実際にCreator PLAは2026年9月10日に更新されている。このページは特定のサーバーの適法性を判定するものでも、法律上の助言でもなく、公開されている公式ルールを初心者向けに整理したものだと考えてほしい。
💳 FiveMで課金・収益化してもいい?
サーバーの収益化そのものは認められている。Cfx.reは公式ドキュメントでTebexをCfx Platformの認可された収益化パートナーとして案内しており、FiveM / RedMサーバーの収益化はTebexを通して行う。
重要なのは、Cfx.reが「それ以外のプラットフォームや決済プロバイダーの利用は禁止であり、Platform License Agreement違反になる」と明記している点だ。Discordなどを使って直接決済を受け取る形も、この「それ以外の決済」に当たり得る。「寄付と呼べば何でもよい」わけではなく、実際にどの経路でお金が動いているかで判断される。
そしてもう一つ、混同しやすい点がある。決済方法が認められていることと、販売している中身が認められていることは別である。Tebexを使っていても、売っている内容が後述の禁止項目に当たれば規約違反になる。
なお、ここで扱っているのは「自分のサーバーを収益化するときの決済」の話である。Tebexという名前は「有料Resourceを買う場所」としても出てくるが、そちらは別の論点なので後述の項目で分けて説明する。
🪙 ゲーム内通貨の販売
「ゲーム内のお金だから自由に売れる」という理解は正しくない。
Creator PLAの第3.1条「Prohibited Methods(禁止される方法)」には、禁止される商業利用として 「ゲーム内の仮想通貨をReal Money(現実の金銭)で提供・販売すること」 が明記されている。したがって「1000円でゲーム内通貨100万円」といった販売は、公式ルール上、認められていない。
VIPパッケージなどにゲーム内通貨を付ける形も、実質的に現実のお金でゲーム内通貨を販売していることになれば同じ条項に触れる。パッケージの名前ではなく中身で考えるのが安全である。
🎰 ガチャ・ランダム報酬・Loot Box
ここは特にはっきりしている。Creator PLAは、Real Moneyまたはゲーム内の仮想通貨で販売されるランダム抽選・懸賞、およびそれと機能的に同等の確率型の要素 を禁止している。
ポイントは「ゲーム内通貨で売る場合も含まれる」ところだ。つまり「リアルマネー → ゲーム内通貨 → ガチャ」という形にしても、規約の対象から外れるわけではない。有料ガチャ、ランダム車両、ランダムアイテム、Loot Box(開けるまで中身が分からない、ランダムな報酬が入った箱として売られる課金アイテム。日本のゲームでいうガチャとほぼ同じ仕組み)、確率でレアが出る課金は、いずれもこの条項に照らして確認が必要になる。
一方で、これはゲーム内のカジノでRPとして遊ぶこと自体を禁止するものではない。Creator PLAが禁止しているのは、現実の金銭的価値を投入・移転できる仕組み(Real Money / Cash Out)や、現実のお金と結び付いた確率型の販売である。「ゲーム内にカジノがある」ことと「現実のお金が絡んでいる」ことは別なので、混同しないようにしたい。
🚗 車・MLO・服などの素材
FiveMサーバーで最も問題になりやすいのが素材まわりだ。車MOD、実車MOD、MLO、建物、衣装、キャラクターモデル、武器モデル、マップ、音楽、画像、ロゴ、その他のResourceが対象になる。
ここで初心者が誤解しやすいのが、「購入したResourceだから何にでも使える」「Tebexで売られていたから権利的にも100%安全」とは限らないということである。購入で得られるのは、原則としてその販売者が提供する範囲での利用権にすぎない。その素材が第三者の著作物や商標を含んでいた場合、その第三者の権利は販売者との取引とは別に存在する。
Creator PLAでも、Server Adminは「自分または他者がそのCustom Serverを通じて作成・アップロード・配布したServer Content」について責任を負い、規約・Creator Policiesに加えて適用される法令にも従う必要があるとされている。つまり「買ったものだから」では責任の所在は変わらない。
🏷️ 実在ブランド・第三者IP
ここは単純化しないことが大切だ。「実車MODは全部禁止」でも「実在ブランドは全部OK」でもない。
押さえておきたいのは、Rockstar / Cfx.reの規約と、第三者が持つ著作権・商標などの権利は別問題だという点である。実在の自動車メーカー、ブランドロゴ、アニメや映画のキャラクター、他社ゲームのキャラクター、実在企業、音楽などは、Rockstarの規約とは別に、それぞれの権利者との関係が生じる。
したがって、あるサーバーに実在ブランドの車両やロゴがあるというだけで、外部から規約違反と判断することはできない。必要な許諾を得ている可能性もあるからだ。運営する側から見れば、使っている素材について「利用する権利や許諾があるか」まで含めて確認しておく必要がある、ということになる。
🗺️ 他ゲーム・Rockstar作品からの素材移植
Rockstarの著作物に関するポリシーでは、権利を侵害する無許可のModやportの配布・宣伝が問題として挙げられている。ここには、既存ゲームのコンテンツを本来提供されていないプラットフォームやゲームエンジンへ移植する行為などが含まれる。
他のRockstar作品からのマップ、車両、キャラクター、モデル、ストーリーなどの持ち込みや、他社ゲームからの素材移植は、この点に照らして確認が必要になる。
リークされた未公開データについても同様で、「技術的に動かせる」ことと「公開して使ってよい」ことは別である。なお本ページでは、そうしたデータの入手方法や配布先は扱わない。
📢 広告・スポンサー・企業案件
Creator PLAは、禁止される商業利用として 第三者ブランドによる、または第三者ブランドとの継続的な商業関係のもとでCustom Serverを運営すること、および 第三者のプロモーション・広告・エンドースメント・スポンサーシップをCreator Contentへ組み込むこと を挙げている。
そのため「看板を置くだけなら大丈夫」とは限らない。企業スポンサーの表示、実在ブランドとのタイアップ、サーバー内広告枠の販売などを検討している場合は、現在の規約を確認しておきたい。なおCreator PLAには、Rockstarと別途書面で合意した場合を除く、という趣旨の記載もある。
🪩 NFT・暗号資産・トークン
Creator PLAの禁止される商業利用の一覧には、暗号通貨や暗号資産(NFT、トークンなど)の利用・販売・宣伝を促進することも挙げられている。ゲーム内アイテムと外部マーケットの連携や、独自トークンの発行なども、この点に照らして確認が必要になる。
なお、この項目については編集部が入手したPDFからの本文抽出がうまくいかず、原文をそのまま引用できていない。実際に判断が必要な場合は、必ず最新のCreator PLA本文を確認してほしい。
🛒 有料Resourceを買えば安全?
有料ResourceはFiveMで広く利用されているが、どこから購入したResourceなのかが重要になる。
Cfx.reは公式ドキュメントで、有料Resourceを買う場合はまず販売者に「Cfx MarketplaceまたはTebexで販売しているか」を確認するよう案内している。さらに公式のResource FAQでは、許可されないResource(disallowed resources)の一つとして「FiveMの規約で認められた方法以外で販売される有料Resource(Paid resources outside of accepted methods as outlined by FiveM's Terms of Service)」が挙げられている。
2026年のCreator PLAでは、Cfx Marketplaceで取引される「Marketplace Content」について、Server Adminが自分のCustom Serverへ組み込むために購入・取得できることと、そのライセンスが第6条で明文化されている。
そのため、DiscordのDMや外部サイトなどで独自に販売されている有料Resourceを「購入したものだから問題ない」と判断するのは避けたい。導入する場合は、まずCfx Marketplace / TebexなどFiveMが認める販売経路かどうかを確認することが重要になる。
ただし、正規の経路で購入すればすべての権利問題が自動的に解決するわけではない。Creator PLA第6条が定めるライセンスも、Marketplace Creatorがそのコンテンツについて保有している権利を含む、という書き方になっている。実在の自動車メーカー、ブランド、キャラクターなどを使ったResourceでは、別途その第三者IPの権利が問題になり得る。
つまり、次の3つは分けて考える必要がある。
| 論点 | 現在のルール |
|---|---|
| サーバーの収益化 | Tebexが認可された収益化パートナー。それ以外の決済はPLA違反とされる |
| 有料Resourceの購入 | Cfx Marketplace / TebexなどFiveMが認める販売経路かを確認する。規約外の経路で売られる有料Resourceは disallowed resources に挙げられている |
| Resource内の第三者IP | 正規の販売経路で買っても別問題。権利者との関係は残る |
なお、自分のサーバーで動いているResourceを把握しておく責任はサーバー運営者側にある。Cfx.reにはAsset Escrowのような開発者向けの仕組みも用意されているが、購入前に作者、ライセンス、利用条件を確認しておきたい。
⚖️ 規約違反するとどうなる?
Creator PLAには、Server AdminやCustom Serverが規約およびCreator Policiesを遵守しない場合、Rockstarが Adverse Action(不利益な措置) を取る権利を留保する、と記載されている。
公式文書に書かれているのはこの範囲であり、「即BAN」「一発でサーバー削除」といった具体的な表現が規約にあるわけではない。ただし、これは措置が実際には行われないという意味ではない。
過去には、権利関係に問題のあるアセットの使用を理由に、日本のサーバーが一斉に措置を受けた事例がある。それ以前にも、Tebex以外の経路で収益化していたサーバーが多数停止される動きがあった。
つまり規約は「書いてあるだけのもの」ではない。とくに収益化とアセットまわりは、実際に措置の対象になってきた領域だと考えておいたほうがいい。
必要以上に不安になることはないが、心配なら現在のルールに照らして自分の環境を一度確認しておくのが確実である。
👤 プレイヤーは何を確認すればいい?
ここで大事な前提がある。以下は「違反サーバーを見分ける方法」ではなく、参加・課金する前に確認しておきたいポイントである。第三者の権利については許諾の有無が外部から分からないし、契約の内容もプレイヤーには見えない。見ただけで違反と判定できるものではない。
課金する前に見ておきたいのは、決済がどこを通っているのか、何を購入する仕組みなのか、ランダム報酬を伴う課金になっていないか、といった点だ。参加する前であれば、他ゲームから持ってきたと思われる素材が大量に使われていないか、NFTや暗号資産と連携していないか、企業スポンサーや実在ブランドをどう扱っているか、あたりが判断材料になる。
たとえば実在ブランドの車両やロゴが使われていても、それだけで外部から規約違反とは判断できない。必要な権利や許諾を得ている可能性もある。一方で、販売元からResourceを購入しただけでは第三者の商標・著作権まで自動的に許諾されるとは限らないため、長期間遊ぶ・課金するサーバーでは運営方針を確認する材料の一つになる、という捉え方が現実的だ。
気になる点があれば、そのサーバーのDiscordや運営へ直接聞いてみるのがいちばん早い。
🧩 よくあるケース
自分のサーバーや、参加しているサーバーに置き換えて考えるための一覧である。公式ルールから明確に判断できるものはそう書き、権利関係や契約で変わるものは「要確認」としている。
| ケース | 確認ポイント |
|---|---|
| 1000円でゲーム内通貨100万円を販売 | ゲーム内通貨のReal Money販売として禁止されている(Creator PLA 3.1) |
| VIPパックにゲーム内通貨を付ける | 実質的に通貨の販売になっていないか。なっていれば同上 |
| 有料ガチャでランダムな車が出る | 確率型の販売として禁止されている(Real Money・ゲーム内通貨いずれも) |
| Tebexで買った実車MODを導入 | 要確認。正規の販売経路か、販売元の利用条件か、第三者の商標・著作権かの3点を分けて見る |
| Tebexで買ったMLOを導入 | 要確認。販売元のライセンス範囲と素材の出所を確認 |
| DiscordのDMや外部サイトで有料Resourceを購入 | 規約で認められた方法以外で販売される有料Resourceは disallowed resources に挙げられている(Cfx Resource FAQ) |
| Discordで直接寄付を受け付ける | Tebex以外の決済は認められていない(Cfx.re公式ドキュメント) |
| サーバーに企業スポンサーを付ける | 第三者ブランドとの継続的な商業関係・広告の組み込みとして禁止項目に該当(Creator PLA 3.1) |
| 実在ブランドのロゴを街に置く | 要確認。権利者からの許諾があるかどうかで変わる |
| 他ゲームのマップをFiveMへ移植 | 無許可のportは問題として挙げられている(Rockstar Mod Guidelines) |
| NFTとゲーム内アイテムを連携 | 禁止項目として挙げられている(Creator PLA 3.1) |
✅ チェックリスト
👤 プレイヤー向け|参加・課金する前に確認しておきたいこと
- 課金の決済がTebexなど公式に認められた経路になっているか
- 何を購入する仕組みなのかが説明されているか
- ランダム報酬を伴う課金になっていないか
- ゲーム内通貨そのものを購入する形になっていないか
- NFT・暗号資産との連携をうたっていないか
- 気になる点を運営へ質問できる窓口(Discordなど)があるか
🛠️ サーバー運営者向け|運営開始・収益化前に確認しておきたいこと
- FiveM / Cfx.reの正規環境を使用している
- 収益化がTebexを通す形になっている
- 販売している中身が禁止項目に当たらないか確認している
- 使用しているResourceの出所を把握している
- 有料ResourceをCfx Marketplace / Tebexなど認められた経路から購入している
- 車・MLO・衣装などの利用条件を確認している
- 他ゲームから無断で素材を移植していない
- リークされたデータを使用していない
- 確率型課金・ガチャを導入していない
- NFT・暗号資産・トークンと連携していない
- 広告・スポンサーが規約上問題ないか確認している
- 規約の更新を定期的に確認している
🔗 公式ルールを確認する
規約は変更されるため、判断が必要なときは必ず一次情報を見てほしい。以下はいずれも2026年9月に到達を確認したもの。
- Creator Platform License Agreement(2026年9月10日版・PDF) |最終確認:2026年9月
- Mod Guidelines(Rockstar Games) |最終確認:2026年9月
- Roleplay (RP) Servers(Rockstar Games Support) |最終確認:2026年9月
- Setting Up a Tebex Store(Cfx Documentation) |最終確認:2026年9月
- Asset Escrow(Cfx Documentation) |最終確認:2026年9月
- Resource FAQ(Cfx Documentation/disallowed resources) |最終確認:2026年9月
- Finding Resources(Cfx Documentation) |最終確認:2026年9月
- Rockstar Games Creator Platform License Agreement(Cfx Support) |最終確認:2026年9月
FiveM / Creator Platformのルールは変更される場合がある。サーバー運営者は必ず最新の公式規約も確認してほしい。
注記
本ページは、Rockstar Games / Cfx.reが公開している公式文書(Creator Platform License Agreement 2026年9月10日版、Mod Guidelines、RPサーバーに関するサポート記事、Cfx公式ドキュメント)の記載をもとに、2026年9月時点で確認できた範囲を初心者向けに整理したものである。規約の日本語訳は編集部による要約を含むため、正確な条文は必ず原文を確認してほしい。
過去に実際の措置が行われた事例として触れている内容は、Cfx.reやRockstarが公式に発表した資料にもとづくものではない。本ページは法律上の助言ではなく、特定のサーバーが規約に違反しているかどうかを判定するものでもない。個別の判断が必要な場合はCfx.reのサポートや専門家へ確認してほしい。暗号資産・NFTに関する項目は、編集部がPDFから本文を抽出できなかったため原文を直接引用していない。当サイトは非公式のGTA6ファンコミュニティであり、Rockstar Games / Take-Two / Cfx.reとは一切関係がない。
