【FiveM】ESX Legacy 1.16.0公開!新インベントリ・ホワイトリスト追加、不正操作への対策も強化
FiveMの代表的なRPサーバー用フレームワーク「ESX Legacy」のバージョン1.16.0が、2026年10月11日に公開された。今回のアップデートでは、ドラッグ&ドロップに対応した新しいインベントリ、Discordのロールを利用したホワイトリスト機能が追加されたほか、アイテムの複製や不正な残高操作を防ぐ修正も実施されている。
FiveMサーバーを運営している人だけでなく、普段RPサーバーで遊んでいるプレイヤーにも関係する更新だ。
🎮 ESX Legacyとは?FiveMサーバーを動かす重要な仕組み
FiveMは『GTA5』のPC版を利用して、ユーザーが独自のマルチプレイヤーサーバーを構築・運営できるプラットフォームだ。警察官、救急隊員、ギャング、飲食店員などになりきって生活する「GTA RP」も、FiveMの代表的な遊び方として知られている。
ただし、GTA5には最初からRPサーバー向けの職業管理や独自の経済システムがすべて用意されているわけではない。そこで使われるのが、ESX Legacyのような「フレームワーク」だ。
ESXはプレイヤーの所持金、職業、アイテム、キャラクターデータなどを管理する基盤であり、サーバー運営者はこれを土台にして警察、救急、店舗経営などの機能を組み合わせている。
FiveMではESXのほかにQBCoreやQboxなども使われているが、今回のアップデートはESX Legacyを採用しているサーバーが対象となる。
🎒 新インベントリ登場!アイテム管理がより直感的に
今回の大きな変更点の一つが、新しいインベントリ機能の追加だ。インベントリとは、プレイヤーが所持している食料、道具、武器などのアイテムを確認・管理する画面のこと。
ESX Legacy 1.16.0では、NUIと呼ばれるゲーム内のWeb技術を利用したインベントリが導入され、アイテムをスロット単位で管理できるようになった。
ドラッグ&ドロップ操作にも対応し、アイテムを移動させるための操作性が改善されている。また、保管場所を管理するためのAPIも追加され、開発者が独自の収納機能などを構築する際にも利用できる。
例えば、RPサーバーでは店舗の在庫管理や倉庫、車両の収納スペースなど、アイテムを扱う場面が多い。今回の変更は、こうした機能を開発するための基盤にも関係する。
ただし、すべてのESXサーバーのインベントリ画面が一斉に変わるわけではない。実際にどの機能を使用するかは、各サーバーの構成や管理者の判断によって異なる。
🔐 Discordと連携できるホワイトリスト機能を追加
もう一つの注目点は、新しい「esx_whitelist」の追加だ。ホワイトリストとは、運営が許可したプレイヤーだけをサーバーに参加させる仕組みのこと。
FiveMには誰でも参加できる公開サーバーがある一方、RPの品質維持や荒らし対策などを目的に、参加条件を設けているサーバーもある。今回の新機能では、Discordのロールやプレイヤーの識別情報を使って参加可否を管理できるようになった。
主な機能は以下のとおり。
- Discordの特定ロールを持つユーザーの参加を許可
- プレイヤーの識別情報に基づくアクセス管理
- 管理者だけが参加できるモード
- 緊急時に利用できるアクセス制御の例外機能
- ゲーム内の管理パネル
- データベースによるホワイトリスト情報の保存
Discordで参加資格を管理しているサーバーにとっては、運営作業の効率化につながる可能性がある。また、Discordの認証トークンやWebhookの秘密情報をサーバー側で扱うようにする改善も含まれている。
🛡️ アイテム複製や不正な残高操作への対策も強化
今回のアップデートは、見た目や操作性だけでなく、サーバーの安全性に関わる修正も重要だ。公式の変更履歴では、以下のような改善が確認できる。
アイテムの複製対策
アイテムを拾う処理に関する不具合を修正し、同じアイテムが不正に複製される問題への対策を実施。
不正な残高操作への対策
所持金などの残高が不正にマイナスになる問題に関する修正を追加。
インベントリ操作の検証強化
アイテムを取り出す際の検証処理を改善し、インベントリ関連イベントの呼び出し回数を制限。
キャラクター削除処理の安全性向上
キャラクターデータの削除処理について、安全性を高める修正を実施。
FiveMのRPサーバーでは、アイテムやゲーム内通貨の不正な増殖が経済バランスに大きな影響を与えることがある。今回の修正は、こうした問題を防ぎ、サーバーを安定して運営するための改善といえる。
🧰 武器・キャラクター編集なども改善
ESX Legacy 1.16.0には、そのほかにも複数の変更が含まれている。武器関連では、スモークランチャーやEMPランチャーへの対応、弾薬データの修正が実施された。
キャラクター編集では、スキンエディターのカメラをマウスドラッグで回転できる機能が追加されている。さらに、キャラクター選択機能の画面表示、武器の弾薬更新、ライブラリ内部の処理なども修正された。
こうした変更は目立ちにくいものの、サーバー内の操作性や動作の安定性に関わる部分だ。
⚠️ 既存サーバーは更新前に互換性を確認
ESX Legacyを使用しているサーバー管理者は、今回の更新内容を確認しておきたい。ただし、既存サーバーへ新しいバージョンを導入する際は注意が必要だ。
FiveMサーバーでは、ESX本体に加えて独自の職業スクリプト、インベントリ、車両管理、店舗システムなどを組み合わせていることが多い。特に、すでにox_inventoryなどの外部インベントリを利用している環境では、新しいESX標準インベントリとの役割や互換性を確認する必要がある。
更新前にはサーバーデータとデータベースのバックアップを取り、可能であればテスト環境で動作を確認してから本番環境へ反映したい。
👀 FiveMの開発基盤も進化を続けている
FiveMはGTA RPを遊ぶためのプラットフォームとして知られているが、その裏側ではESX、QBCore、Qboxなどのフレームワークや、多数の開発者が制作するスクリプトによってサーバーが支えられている。
今回のESX Legacy 1.16.0は、インベントリの操作性、参加者のアクセス管理、セキュリティ対策をまとめて改善するアップデートとなった。
GTA6の発売が近づくなか、Rockstar傘下のCfx.reが関わるFiveMの開発動向も引き続き注目したい。なお、今回の更新はGTA5を利用するFiveM向けのものであり、GTA6への対応を発表するものではない。FiveM本体の最近の動きはFiveM「GTAV Enhanced版」の記事で紹介している。
🔗 公式情報
ESX Legacy 1.16.0の公開日:2026年10月11日

