GTA6の次はRDR3?Take-Twoの開発費24億ドルから浮かび上がるRockstar次回作の可能性
GTA6の発売が2026年11月19日に迫るなか、Rockstar Gamesの「次の作品」に注目が集まっている。米金融大手Citi(シティグループ)は10月15日、Take-Two Interactiveの開発費に関する分析をもとに、2027年または2028年に『Red Dead Redemption』シリーズの新作が登場する可能性を指摘した。
きっかけとなったのは、Rockstar幹部がGTA6の開発費について語った発言だ。Citiはその発言とTake-Twoの財務情報を組み合わせ、GTA6以外にも大型タイトルの開発が進んでいる可能性を示している。
💰 GTA6の開発費「15億ドル超」をRockstar幹部が否定
10月14日に公開されたBloombergの取材で、Rockstarのパブリッシング責任者Jennifer Kolbe氏は、GTA6の開発費が15億ドル(約2,250億円、1ドル150円換算)を超えているという説を否定した(Bloomberg特集の内容)。
GTA6については以前から、開発費とマーケティング費用を合わせて20億ドル規模になるという噂が広まっていた。しかし、Rockstarが具体的な予算を公表したことはなく、今回も実際の開発費は明かされていない。
この発言に注目したのが、米金融大手Citiだ。Citiは、Take-Twoが2026年第2四半期時点で約24億ドル(約3,600億円)の資産計上されたソフトウェア開発費を抱えていることを指摘した。
ここで重要なのは、24億ドルがGTA6単体の開発費ではなく、Take-Twoグループ全体のゲーム開発に関する会計上の金額だという点だ。Take-TwoはRockstar Gamesだけでなく、2Kなど複数のゲーム開発・販売事業を傘下に持っている。
📊 開発費24億ドルのうち、GTA6以外に使われている金額は?
Citiが注目したのは、GTA6の開発費とTake-Two全体の開発費の差だ。Rockstar幹部の発言を踏まえ、仮にGTA6の開発費が15億ドル未満だった場合、Take-Twoが資産計上している約24億ドルとの差は少なくとも9億ドル(約1,350億円)となる。
もちろん、これは単純な比較であり、差額のすべてが未発表タイトルの開発に使われているという意味ではない。資産計上された開発費と、特定作品の累計開発予算は必ずしも同じ基準で比較できるものではないためだ。
それでもCitiは、この財務情報がGTA6以外の大型作品を投入できる可能性を示していると分析した。そして、候補の一つとして挙げたのが『Red Dead Redemption』シリーズだった。
🤠 Red Dead新作は2027年か2028年?Citiが示した可能性
Citiは、Red Deadシリーズの作品が2027年または2028年に発売されるという見方について、十分に考えられるシナリオだと指摘している。
前作『Red Dead Redemption 2』が発売されたのは2018年10月。アメリカ西部開拓時代を舞台にしたオープンワールド作品として高く評価され、世界累計販売本数は8,700万本を突破している。もし2027〜2028年に新作が登場すれば、前作から約9〜10年ぶりとなる。
ただし、Citiが言及したのは「Red Dead作品」であり、『Red Dead Redemption 3』というタイトルや、完全新作であることまで確認されたわけではない。Rockstar GamesとTake-Twoは、現時点でRed Deadシリーズの次回作や発売時期を正式発表していない。
📈 なぜ投資家はGTA6の「次」を気にしているのか
Citiが今回の分析を行った背景には、GTA6発売後のTake-Twoの業績に対する投資家の関心がある。GTA6は2026年最大級のゲーム発売になると期待されており、発売直後には大きな売上が見込まれている。一方、ゲームの初期販売が一巡した後、Take-Twoがどのように成長を維持するのかという問題もある。
GTA Onlineのような継続的な収益源に加え、Rockstarが次の大型タイトルを比較的早い時期に投入できれば、GTA6発売後の業績を支える材料になる。
Citiはこうした見通しから、Take-Two株の「買い」評価を維持し、目標株価を270ドルとした。10月15日の米国株式市場ではTake-Two株が一時約4%上昇。Citiの分析も、投資家の注目を集めた材料の一つとなった。
👀 GTA6の次にRockstarは何を作るのか
今回の分析で興味深いのは、GTA6の開発費に関する発言から、Rockstarの今後の作品展開にまで議論が広がったことだ。GTA6は長年にわたって開発が進められ、Rockstarは世界各地のスタジオと数千人規模の開発体制を構築してきた。
10月14日のBloomberg取材では、GTA6のために作った技術やツール、制作基盤を将来の作品にも活用できるという見通しも示されている。こうした技術的な蓄積が次回作の開発を効率化する可能性はあるが、それがRed Deadシリーズの新作に使われるのか、すでに別の大型プロジェクトが進んでいるのかは分かっていない。
また、GTA6の発売後にはオンライン展開や継続的なアップデートも重要になると考えられる。Rockstarがどの程度の開発リソースを次回作に振り向けられるかも、今後の注目点だ。
Citiの分析は、Red Dead新作の存在を証明するものではない。しかし、GTA6の発売を目前に控えた今、Rockstarの次の大型作品がいつ登場するのかを考えるうえで、興味深い材料が出てきたことは確かだ。

