RockstarがGTA6を海外クリエイターに先行公開していたことが判明――TGG、El Rubiusらが情報解禁を予告
GTA6の「Grand Theft Auto VI: An Extended Look」公開を目前にして、Rockstar Gamesがその裏でもうひとつの情報解禁を準備していたことが明らかになった。
2026年7月、Rockstarは世界各国の一部クリエイターを、スコットランド・エディンバラにあるRockstar Northへ秘密裏に招待。そこで『Grand Theft Auto VI』を事前に披露していたという。
現在までに訪問を明らかにしているのは、オーストラリアのTGG、スペインのEl Rubius、ブラジルのDavy Jones、イタリアのMike ShowShaら。
しかも彼らは、単に8月27日のExtended Lookを一足先に見ただけではないようだ。少なくとも一部のクリエイターは、Rockstar NorthでGTA6に関する説明を受け、一般にはまだ公開されていない情報や画像についても知る機会を得ていたと明かしている。
Extended Lookの公開後、その情報がそれぞれのYouTubeチャンネルなどで解禁される。
つまり今回のGTA6情報解禁は、Netflixで一本の映像が公開されて終わるものではない可能性が高い。
TGG「Rockstar NorthでGTA6の独占情報を知った」
今回の訪問を公表したクリエイターのなかでも、大きな注目を集めたのがオーストラリアのGTA系YouTuber、TGG(The Gaming Gorilla)だ。
200万人を超える登録者を持つTGGは、自身のXで「先月Rockstar Northに招待された」と公表。エディンバラのスタジオ滞在中に、GTA6について独占的な情報を得たと明かした。
そしてExtended Lookが公開され次第、その内容をすべて話すと予告している。Rockstar Games公式Xもこの投稿にゴリラとハートの絵文字で返信しており、TGGの発表に公式側が公の場で反応した形となった。
https://x.com/TGGonYT/status/2092582849111113810
TGGの発言で重要なのは、「Extended Lookについて動画を出す」とだけ言っているわけではない点だ。
本人は明確に、Rockstar NorthでGTA6について情報を得たと説明している。
そのため、公開される動画にはExtended Lookを見れば誰でも分かる内容だけでなく、現地でRockstarから説明された補足情報が含まれる可能性がある。
El Rubiusは「未公開画像」を含む独占動画を予告
さらに踏み込んだ予告をしているのが、スペイン語圏を代表する大型クリエイター、El Rubius(@Rubiu5)だ。
El Rubiusも自身のXでRockstar Northを訪問したことを明らかにし、「明日、秘密が終わる」と投稿した。
続けて、自身のチャンネルでGTA6の独占動画を公開すると予告。その動画には「未公開画像」とゲームの詳細が含まれるとしている。
Rockstar Northへの訪問を「夢」と表現し、Rockstar Gamesに招待への感謝も伝えた。Rockstar公式アカウントもEl Rubiusの投稿に反応している。
https://x.com/Rubiu5/status/2092643887441436699
この「未公開画像」という言葉は特に気になるところだ。
それがExtended Look本編に登場する映像の静止画なのか、それともクリエイター向けに用意された別のスクリーンショットなのかは、現時点では分からない。
ただし、少なくともEl Rubius自身は通常のリアクション動画ではなく「独占動画」として予告している。
Extended Look公開後は、公式映像だけでなく彼の動画についても確認する必要がありそうだ。
ブラジルからDavy Jones、イタリアからMike ShowShaもRockstar Northへ
今回Rockstar Northへ招待されたのは、TGGとEl Rubiusだけではない。
ブラジルからは「Gameplayrj」や「Flow Games」で知られるDavy Jonesが訪問を公表している。
Flow Gamesも8月26日、Davy JonesがRockstarからの招待を受け、スコットランド・エディンバラのRockstar Northを訪問したことを記事で明らかにした。
同メディアは訪問理由について当初詳細を明かせないとしていたが、Davy Jones本人もRockstarを訪れたことを動画で告知している。GTA BOOMによれば、Davy Jonesはブラジルから招待されたクリエイターとして参加していたという。
さらにイタリアでは、ゲーム系クリエイターのMike ShowShaが7月のRockstar North訪問をInstagramで公表。今後GTA6に関するコンテンツを公開する予定であることを明らかにしている。
https://www.instagram.com/reel/DcgKRwIImIT/
現時点で公に確認されている主なクリエイターは次の4人だ。
- TGG / The Gaming Gorilla(オーストラリア)
- El Rubius(スペイン)
- Davy Jones / Gameplayrj・Flow Games(ブラジル)
- Mike ShowSha(イタリア)
この顔ぶれを見ると、Rockstarがひとつの地域に集中して招待したのではなく、オーストラリア、スペイン語圏、ブラジル、イタリアと、異なる市場から影響力のあるクリエイターを選んでいることが分かる。
また、GTA BOOMは「今後さらに別のクリエイターが名乗り出る可能性がある」としている。エンバーゴの解禁に合わせ、これまで訪問自体を明らかにできなかった人物が新たに出てくる可能性もありそうだ。
ただし「GTA6を実際に遊んだ」わけではない
ここで注意しておきたいのが、今回の先行プレビューの形式だ。
現時点の報道では、クリエイター自身がコントローラーを持ってGTA6をプレイする「ハンズオン」ではなく、Rockstar側が用意したゲームプレイや映像を見せてもらうハンズオフ形式だったとされている。
Forbesも、参加者が自由にLeonidaを探索したり、ストーリーミッションを操作したりしたわけではなく、ゲームプレイや映像を見せられる形式だったと報じている。
そのため、今後公開されるクリエイター動画についても、
「実際にGTA6を遊んでみた感想」
というより、
「Rockstar Northで実際に見たGTA6はどんなゲームだったのか」
「開発側からどのような説明を受けたのか」
「Extended Lookには含まれていない情報はあったのか」
といった内容が中心になると考えた方がよさそうだ。
それでも、Rockstarの外部にいる人物からGTA6についてまとまった情報が出てくるという意味では、これまでとは大きく状況が変わる。
Rockstarはなぜ世界のYouTuberを招待したのか
今回の動きでもうひとつ興味深いのが、Rockstarが「誰にGTA6を見せたのか」という点だ。
Rockstar Gamesはこれまで、発売前の情報を非常に厳格に管理することで知られてきた。
新しいトレーラーを一本公開しただけで数か月にわたって考察が続くほど情報量を絞り、ゲームの全貌を早い段階から大量に公開するようなマーケティングはほとんど行わない。
今回もその基本姿勢自体は変わっていない。
招待者は限定され、プレビューはハンズオフ形式。情報公開にはエンバーゴが設定され、Extended Lookと同じタイミングに合わせて解禁される。
しかし一方で、これまで以上にクリエイターをマーケティングの中心へ組み込んでいるようにも見える。
GTAシリーズは現在、YouTubeやTwitchをはじめとする配信文化と極めて強く結びついている。
GTA Onlineはもちろん、FiveMやGTA RPによって、GTA Vは発売から長い年月が経った現在でも大量の動画やライブ配信が生まれ続けている。
GTA6の発売後も同じように長期的なコミュニティが形成されることを考えれば、Rockstarが世界各地域の大型クリエイターとの関係を作り始めていることには大きな意味がある。
今回の招待が一度限りのプロモーションなのか、それともGTA6発売後も続く新しいクリエイター戦略の始まりなのかは注目したい。
Extended Lookだけではない――Rockstarが仕込んだ「情報解禁日」
ここ数日の動きを並べると、8月27日が単なるトレーラー公開日ではないことも見えてくる。
8月26日には英国カルチャー誌『Dazed』がRockstar Gamesへの独占取材を公開し、GTA6の開発や世界作りについて大規模な特集を掲載した。
そして翌27日には、Netflixで「Grand Theft Auto VI: An Extended Look」を公開。
さらにその公開に合わせ、1か月前からRockstar Northへ招待されていた世界各国のクリエイターたちも情報を解禁する。
これらが偶然同じ時期に重なったとは考えにくい。
Rockstarは公式映像だけでGTA6を紹介するのではなく、Netflix、海外メディア、そして各国のクリエイターを組み合わせ、複数方向から情報が広がる状態を作っていたと見ることができる。
Extended Lookを見たユーザーがそのままYouTubeへ移動すれば、今度はTGGやEl RubiusらがRockstar Northで聞いた追加情報を見ることになる。
そしてSNSでは、それぞれの動画から新情報が切り抜かれ、世界中で考察が始まる。
8月27日は一本の映像が公開される日ではなく、RockstarがGTA6の情報量を一段階引き上げる日に設定されていたのかもしれない。
日本では8月28日早朝から大量の情報が出る可能性
「Grand Theft Auto VI: An Extended Look」は、米国東部時間8月27日午後3時からNetflixで公開される。
日本時間では8月28日午前4時だ。
その6時間後にはRockstar Games公式YouTubeチャンネルやGTA6公式サイトでも公開される予定で、日本時間では午前10時ごろとなる。
今回クリエイター側の情報もExtended Look公開後に解禁されるとされているため、日本では28日早朝から海外発のGTA6情報が一気に増える可能性がある。
Extended Look本編だけを見て終わりではない。
TGGが語る「独占情報」、El Rubiusが予告した「未公開画像」、そしてDavy JonesやMike ShowShaを含め、Rockstar Northを訪れたクリエイターたちが何を見て、何を聞いたのか。
その内容次第では、Extended Lookそのものと同じくらい重要な情報が、YouTube側から出てくる可能性もある。
GTA6 FEEDではExtended Look本編に加え、Rockstar Northへ招待された海外クリエイターによる動画や投稿についても確認し、新たに判明したゲーム内容を整理していく。
いよいよGTA6の情報は、Rockstarの公式アカウントだけを追っていればいい段階から変わろうとしている。
注記: 本記事は各クリエイター本人のX・Instagram投稿に加え、GTA BOOM、Forbes、Flow Gamesの報道をもとにまとめたもので、投稿内容の日本語部分は編集部訳・要約を含む。正確な文言は埋め込んだ原投稿を参照してほしい。

