Rockstar Northに招待されたGTA6海外クリエイターまとめ|TGG・El Rubius・Davy Jonesらが見た「発売前のGTA VI」
2026年8月27日に公開された『Grand Theft Auto VI: An Extended Look』によって、ジェイソンとルシアの物語、Leonidaの街並み、銃撃戦、警察とのチェイス、アクティビティなど、これまで断片的にしか見えていなかった『GTA VI』の姿が一気に明らかになった。
しかし、今回の情報公開で注目すべきなのはExtended Lookだけではない。その約1か月前、Rockstar Gamesは世界各国の一部クリエイターをスコットランド・エディンバラのRockstar Northへ招待していた。
そこで行われていたのが、Rockstar側が実際に『GTA VI』を操作し、それを招待者が見る「ハンズオフ形式」の先行プレビューだ。参加者自身が自由にコントローラーを握ったわけではないものの、Extended Lookには収録されていないゲームプレイを長時間見る機会が与えられ、Rockstar Northの開発責任者で共同代表でもあるRob Nelson氏らへ直接質問したクリエイターもいる。
つまり、彼らが公開している動画やSNSには、公式映像を見ているだけでは分からない情報が含まれている。
GTA6 FEEDでは今後、Rockstar Northに招待されたクリエイターの動画、SNS、インタビューなどを継続的に確認し、新しい情報が公開された場合はこの記事へ追記していく。新たな招待クリエイターが判明した場合も追加する予定だ。
なお、Rockstar Northへの招待そのものが判明した経緯は「RockstarがGTA6を海外クリエイターに先行公開していたことが判明」で扱っている。
※この記事は随時更新します。クリエイターから新しい証言が公開された場合、内容を追記します。
現在確認できているRockstar North招待クリエイター
2026年8月29日時点で、Rockstar Northで行われた『GTA VI』の先行プレビューへの参加を公表している主要クリエイターとして確認できるのは、TGG、El Rubius、Davy Jones、Mike ShowShaの4人だ。
TGG(The Gaming Gorilla)/オーストラリア
GTAシリーズを長年扱ってきたYouTuber。Rockstar North訪問後、Extended Look公開に合わせて「I Saw 3 Hours of GTA 6 at Rockstar North - First Impressions」と題した動画を公開し、約3時間に及ぶ『GTA VI』のゲームプレイを見たことを明らかにしている。
現在出ているクリエイター証言の中でも情報量が多く、犯罪プロファイルをはじめ、Extended Lookだけでは分からなかったゲームシステムについて詳しく語っている。
El Rubius/スペイン
スペイン語圏を代表する巨大クリエイターのひとり。Rockstar Northを訪問し、約2時間にわたってゲームを見たとされている。
Rockstarスタッフがゲームを操作するハンズオフ形式ではあったものの、El Rubius側から「これをやってほしい」と行動をリクエストできる場面もあったという。そのため、用意された映像を一方的に鑑賞しただけではなく、ある程度その場でゲーム世界を確認できるプレビューだったことが分かる。
Davy Jones/ブラジル
GameplayrjやFlow Gamesで知られるブラジルのゲームクリエイター。本人によれば、今回Rockstar Northへ招待されたブラジル人クリエイターは自身のみだったという。
Davy Jonesの情報で特に重要なのが、Rob Nelson氏へ直接質問する機会を得ていたことだ。一人称視点や現在のゲームのパフォーマンスなど、発売前の『GTA VI』についてかなり具体的な話が出ている。
Mike ShowSha/イタリア
イタリアのゲームクリエイター。2026年7月にRockstar Northを訪問していたことを公表し、Extended Look公開後には『GTA VI』について語るコンテンツを展開している。
現時点では、この4人が主要な招待クリエイターとして確認されている。ただし、これがRockstarから招待された人物の全員とは限らない。今後、新たにRockstar North訪問を明かすクリエイターやメディア関係者が現れた場合も確認していく。
TGGが見た約3時間の『GTA VI』
現在公開されているクリエイター情報の中でも、とくに情報量が多いのがTGGだ。Rockstar Northで約3時間にわたって『GTA VI』のゲームプレイを見たとしており、その中からExtended Lookでは十分に説明されなかったシステムも明らかになっている。
そのひとつが「Criminal Profile(犯罪プロファイル)」だ。
図版は本記事の内容を整理するために編集部が作成したもので、実際のゲーム内UIではない。
Extended Lookを見た段階では、『Red Dead Redemption 2』の名誉システムに近いものではないかと考えた人も多いかもしれない。しかし、Rockstar側から説明された内容によると少し性質が違う。単純にプレイヤーを「善人か悪人か」で評価するのではなく、どのような犯罪者として行動しているのかを記録する仕組みになっているという。
たとえば店を強盗するとき、必要以上に人を殺さず、目的を達成して素早く逃走するような行動は「プロの犯罪者」に近い。一方で、無関係な市民を殺害したり、倒れた相手へ必要以上に攻撃を加えたり、無意味な暴力を繰り返したりすると犯罪プロファイルに影響する。
TGGによれば、このプロファイルはRDR2の名誉ゲージのように常時HUDへ表示されるものではなく、ジェイソンとルシアそれぞれのステータスとしてメニューから確認する仕組みになっているという。
日本のファミ通がRockstar NorthでRob Nelson氏に行った独占インタビューでも、このシステムの存在について説明されている。Nelson氏によれば、GTAシリーズで初めてプレイヤーの一部の行動を追跡するシステムを導入しており、RDR2の名誉システムと共通する部分を持ちながらも、GTAで「善人として振る舞う」ことを求めるものではないという。
つまり犯罪プロファイルそのものは単なるクリエイター発の噂ではなく、Rockstar開発者からも説明されているシステムだ。
さらにTGGの証言では、犯罪プロファイルを極端に悪化させるとアイコンが壊れ、そのプレイでは元の状態へ戻せなくなる可能性があるという。この部分については細かな条件などがまだ分かっていないため、今後さらに確認する必要がある。
手配システムや車両盗難など、犯罪プロファイル以外のシステム面については「Extended Lookだけでは分からないGTA6の新情報まとめ」で整理している。
Davy JonesがRob Nelsonに聞いた「一人称視点」
Davy Jonesからは、GTA Vプレイヤーにとってかなり気になる情報が出ている。それが『GTA VI』の一人称視点だ。
画像: 内容を分かりやすく伝えるためのイメージ画像。実際のGTA6のゲーム画面・公式素材ではない。
Davy JonesがRockstar NorthでRob Nelson氏へ直接質問した内容として伝えられているところによると、『GTA VI』は三人称視点を中心として設計されており、GTA VのPS4/Xbox One以降のバージョンに搭載されたような、ゲーム全体を一人称でプレイできる専用モードは発売時には用意されないという。
ただし、これは「一人称表示がゲームから完全になくなる」という意味ではない。特定の武器で照準を覗く場合など、一部のゲームプレイでは一人称表示が使用される。
GTA Vでは後から一人称モードが追加されたが、『GTA VI』ではジェイソンやルシアの身体、アニメーション、周囲とのインタラクションなども含めて三人称視点での体験を重視している可能性がある。将来的なアップデートなどで完全な一人称モードが追加されるかについては、現時点では分からない。
PS5 Proでも60fpsとは限らない?
Davy JonesとRob Nelson氏のやり取りからは、もうひとつ注目されている話がある。『GTA VI』のフレームレートだ。
現在のコンソール向け開発ビルドについて、Rob Nelson氏から30fpsで動作しているという説明があったとDavy Jonesは伝えている。現時点では60fpsモードが確認されているわけではない。
ただし、ここはかなり慎重に見る必要がある。現在確認されている開発ビルドが30fpsで動いていることと、発売される製品版が30fps固定になることは同じではない。
『GTA VI』は現在も開発と最適化が続いており、Rockstar Gamesから最終的なパフォーマンスモードについて正式発表が行われたわけではない。そのためGTA6 FEEDでは、現時点では「現在確認されている開発ビルドは30fps」「製品版の最終仕様は未確定」として扱う。
この30fps報道をめぐる議論そのものは「PS5 Proでも30fps?」でCPUボトルネックの観点も含めて検証している。
El Rubiusが驚いた「LeonidaのNPC」
El Rubiusの証言から見えてくるのは、ゲームシステムそのものというより、RockstarがLeonidaという世界をどこまで細かく作り込んでいるのかという部分だ。
先行プレビューでは街を移動するNPCについて、かなり細かな表現を見ることができたという。とくに海外で話題になったのが、街中に裸体の男性NPCが登場したというEl Rubiusの証言だ。単に裸体のキャラクターモデルが用意されているだけではなく、身体の細かな部分までアニメーションしていたと語られている。
Rockstarらしいジョークのようにも聞こえるが、ここで注目したいのはNPCそのものの作り込みだ。『GTA VI』ではNPCの身体にも、過去作以上のバリエーションが与えられている可能性がある。
これは日本のファミ通によるRob Nelson氏へのインタビューともつながる。Nelson氏によれば、『GTA VI』では歩行者の多様性にも力を入れており、今回は身長や体格の違いまで本格的に考慮しているという。過去作では身長のバリエーションが非常に限られていたのに対し、今回はキャラクターの身長や体型がかなり豊富になっている。
Extended Lookに登場した大量のNPCが単純に「人数が多い」だけではなく、それぞれ違う人間として見える背景には、こうした技術的な作り込みもありそうだ。
「現金を持ち歩く」ことにも意味がある
クリエイターの証言と合わせて確認しておきたいのが、Rockstar Northで行われたメディア向け説明だ。ファミ通のRob Nelson氏への独占インタビューでは、『GTA VI』には手持ちの現金とは別に銀行口座が存在することも明らかになっている。
しかも現金を大量に持ち歩くことにはリスクがある。「Wasted」や「Busted」になった場合や、警察・市民によって倒された場合などに持っている現金を失う可能性があるため、安全な場所へ預けることが重要になるという。
一見すると小さな変更だが、犯罪プロファイルなど今回明らかになってきたシステムと組み合わせると、『GTA VI』が目指している犯罪体験の方向性が見えてくる。強盗で現金を手に入れて終わりではなく、その場から逃走して警察を振り切り、手に入れた金を失わず安全な状態にするところまでが犯罪ゲームプレイの一連の流れとして強く意識されている可能性がある。
ジェイソンとルシアの関係もプレイヤー次第
今回のRockstar North取材では、ジェイソンとルシアの関係についても興味深い情報が出ている。
ふたりは単純に「最初から最後まで固定された恋人同士」として描かれるわけではないようだ。ファミ通の取材では、プレイヤーの行動によってふたりの関係性にも変化が生まれ、恋人として進む場合もあれば、犯罪をともに行うパートナーのような関係になる可能性も示されている。
犯罪プロファイルと同様、プレイヤーがゲームの中でどのように行動するのかが、ゲーム世界だけではなくキャラクター同士の関係にも影響していく。『GTA VI』では従来以上にプレイヤーの選択や行動をゲーム側が記録し、それを別のシステムへ反映する設計が取り入れられているのかもしれない。
なぜRockstarは海外クリエイターを招待したのか
今回の動きそのものも興味深い。Rockstar Gamesといえば発売前の情報管理が非常に厳しい会社として知られているが、今回は従来のゲームメディアだけではなく、TGG、El Rubius、Davy Jones、Mike ShowShaといった各国のクリエイターをRockstar Northへ招待した。
しかも招待された人物は英語圏だけに偏っていない。オーストラリア、スペイン、ブラジル、イタリアと、それぞれ異なる言語圏でGTAやゲームコンテンツを発信してきた人物が選ばれている。
さらに彼らがRockstar Northを訪問していた事実は、Extended Look公開が近づくまで伏せられていた。これは『GTA VI』のマーケティングが、Rockstar自身が映像やスクリーンショットを公開するだけの段階から、実際にゲームを見た第三者がその体験を世界へ伝える段階へ移り始めたことを示す動きとも考えられる。
とくにGTAを何年も追い続けてきたクリエイターの場合、一般的なメディアとは質問するポイントも違う。Davy Jonesが一人称視点についてRob Nelson氏へ直接尋ねたように、シリーズを遊んできたユーザーだからこそ気になる部分から、新しい情報が出てくる可能性もある。
「公式情報」と「クリエイターの証言」は分けて考えたい
今回の情報を見るうえで注意しておきたいのは、TGGたちはRockstar Northへ正式に招待され、実際の『GTA VI』を見ている一方、自分たちで自由にゲームをプレイしたわけではないということだ。今回行われたのは、Rockstar側がゲームを操作するハンズオフプレビューだった。
そのためGTA6 FEEDでは、今後も情報の出どころを明確に分けて扱う。
【確認された情報】
Rockstar Gamesの公式発表、Extended Lookで実際に確認できる内容、Rob Nelson氏をはじめとするRockstar開発者が明言した内容。
【クリエイターの証言】
TGG、El Rubius、Davy Jones、Mike ShowShaなど、Rockstar Northで実際にゲームを見た人物が自身の動画、配信、SNSなどで説明した内容。
【推測・未確認情報】
クリエイターの感想からコミュニティが推測している仕様、リーク情報、その他の未確認情報。
Rockstar Northへ実際に招待された人物の発言は通常の噂よりはるかに重要だが、それでも本人の記憶や表現を介した情報である以上、Rockstarが正式に発表した仕様とは分けて考える必要がある。
Extended Lookが終わっても、情報公開は終わっていない
8月27日のExtended Lookは巨大な情報公開だった。しかし、Rockstar Northに招待されたクリエイターたちの証言を追っていくと、公式映像の外側にもまだ大量の情報が存在することが分かってきた。
TGGが見た約3時間のゲームプレイ、El Rubiusが目撃したLeonidaのNPC、Davy JonesがRob Nelson氏へ直接聞いたゲーム仕様、そしてMike ShowShaが持ち帰った情報。さらに、今後新たにRockstar Northへの招待を公表する人物が現れる可能性もある。
クリエイターたちは一度にすべてを話すとは限らない。後日の動画やライブ配信、SNSで追加のエピソードが語られたり、視聴者からの質問をきっかけにRockstar Northで聞いた話が新たに出てきたりする可能性もある。
GTA6 FEEDでは今後も、TGG、El Rubius、Davy Jones、Mike ShowShaを中心に、Rockstar Northへ招待された海外クリエイターの動画、SNS、インタビューを継続的に確認していく。また、新しい参加者が判明した場合はその人物も追跡対象へ追加し、新しい証言やゲーム情報が確認できればこの記事を更新する。
Extended Lookに映っていたものだけが、現在分かっている『GTA VI』のすべてではない。
Rockstar Northで発売前の『GTA VI』を実際に見た人たちは、ほかに何を知っているのか。発売まで、その証言をここに集めていく。
更新履歴
2026年8月29日:初版公開
Rockstar North招待クリエイターとしてTGG、El Rubius、Davy Jones、Mike ShowShaを掲載。犯罪プロファイル、一人称視点、現在の開発ビルドにおけるフレームレート、NPC表現、現金と銀行口座、ジェイソンとルシアの関係性など、現在までに確認できている情報をまとめた。
※今後、新しいクリエイターの参加や新たな証言が確認できた場合、随時更新します。
注記: 本記事に掲載したクリエイターの発言は、Rockstar Northで行われたハンズオフ形式の先行プレビューに参加した各人が自身の動画・配信・SNSで公開した内容にもとづくもので、Rockstar GamesがNewswire等で正式発表した仕様ではない。Rob Nelson氏の発言はファミ通による独占インタビューほかの報道にもとづく。日本語部分は編集部訳・要約を含む。アイキャッチ・NPC・キーアートの画像はRockstar Games提供の公式素材。Rob Nelson氏の取材風景の画像はイメージ画像、犯罪プロファイルの図版は本記事の内容を整理するために編集部が作成したもので、この2点は実際のゲーム画面・公式UIではない。

