GTA6に「給油システム」は本当にある――約10秒で満タン、EV充電や車両修理にも対応か
『Grand Theft Auto VI(GTA6)』では、車に乗っているだけでは終わらない。ガソリン車なら燃料を補給し、電気自動車なら充電する――そんな新しい車両システムが実装されていることが、Rockstar Northを訪問した海外クリエイターの報告から明らかになってきた。
しかも今回のポイントは、単に「給油システムがある」ということではない。このシステムは以前流出した映像でも存在が指摘されていたが、開発途中の古い仕様で、製品版までに削除される可能性も考えられていた。しかし、Rockstar NorthでGTA6の先行プレビューを受けたTGGによると、現在披露されているゲームにも給油システムは残っているという。さらにRockstar North共同スタジオ責任者のRob Nelson氏も、このシステムについて実際に言及している。
GTA6では車に「ガソリン」が必要になる
TGGが公開した情報によると、GTA6では車両に燃料の概念が存在する。ガソリンスタンドへ車を持っていき給油を行うことができ、空の状態からでも一連の操作は約10秒ほど。給油用のアニメーションも用意されているという。
また、ガソリン車だけが対象ではない。電気自動車については充電が必要になるとも報告されている。つまりGTA6では、ガソリン車とEVの違いが単なる車種やエンジン音だけではなく、「どうやってエネルギーを補給するか」というゲームプレイにも反映される可能性がある。
ガソリンスタンドでは「修理」もできる
さらに興味深いのが、ガソリンスタンドそのものの役割だ。TGGによれば、ガソリンスタンドでは車両に対して「給油」と「修理」を選択できるという。
これまでのGTAでは、壊れた車を直す場合はLos Santos Customsなどの施設へ持ち込むのがおなじみだった。しかしGTA6では、ガソリンスタンドが車両を維持するためのサービス拠点として機能することになりそうだ。長距離を移動している途中で燃料を補給し、そのまま傷んだ車を修理する。そんな使い方も考えられる。
Rockstarも「賛否が分かれる」ことは分かっている?
給油システムについては、すでにプレイヤーの間でも意見が分かれている。オープンワールドをドライブしている最中に定期的な給油を要求されることを「リアルで面白い」と感じる人がいる一方、「GTAにそこまでのリアルさは必要ない」と感じる人もいるだろう。
Rockstar側も、その点は認識しているようだ。TGGが給油システムについて話した際、Rob Nelson氏はプレイヤーがこのシステムをどう受け止めるのかについて触れたうえで、実際の給油が非常に短時間で完了することを強調している。つまりRockstarも、給油があまりに頻繁だったり時間がかかったりすれば、没入感よりも「面倒くささ」が勝ってしまうことを理解している可能性が高い。約10秒という時間設定も、そのバランスを取るためなのかもしれない。
面白いのは「逃走中」に燃料が切れたとき
そして、このシステムが本当に面白くなるのは日常的なドライブではなく、GTAらしい犯罪や逃走の場面かもしれない。
たとえば強盗を終えて警察から逃げるとき、近くにあった車を奪ったとする。GTA5までなら、車両の状態さえ悪くなければそのまま逃走に使える。しかしGTA6では、その車の燃料がほとんど残っていない可能性がある。逃走を始めて数分後に燃料がなくなり、車を捨てて別の車を奪う。あるいは強盗を始める前から、逃走車の燃料を確認して満タンにしておく――もしこうした状況が実際に発生するのであれば、給油システムは単なる「リアルにするための作業」ではなく、犯罪を準備するゲームプレイの一部になる。
GTA6では「車を維持する」という感覚が強くなるのか
これまでに明らかになってきたGTA6の車両関連情報を見ていると、Rockstarが車を単なる移動手段として扱っていないことも見えてくる。給油、EVの充電、車両修理。こうしたシステムが組み合わされることで、プレイヤーが一台の車を所有し、維持しながら使う感覚はこれまで以上に強くなる可能性がある。
同時に、GTAの象徴ともいえる「その辺の車を奪って逃げる」という行動にも新しいリスクが生まれる。盗んだ車が必ずしも完璧な状態とは限らないからだ。車両の盗難まわりの挙動については、GTA6の「車泥棒」が本格化?でも扱っている。
現時点では「Rockstar公式発表」とは分けて考えたい
ただし、情報の扱いには注意が必要だ。給油システムについてRob Nelson氏がクリエイターとのやり取りの中で言及している一方、Rockstar GamesがNewswireなどを通じて「GTA6の正式なゲームシステム」として詳細を発表したわけではない。給油や修理の具体的な仕様については、Rockstar Northで先行プレビューを受けたTGGなどの報告をもとにした情報が中心となっている。そのため、発売までに細かな仕様やバランスが変更される可能性は残されている。
それでも、以前リークで存在が指摘されていたシステムが現在の先行プレビューでも確認され、さらにRockstar Northの開発責任者がその場で言及したことは大きい。「開発途中だけに存在した実験的なシステム」という可能性は、かなり低くなったと言えそうだ。
GTA6のリアルさは「面倒」と「没入感」のどこに着地するのか
GTA6では、世界をリアルにすることだけを目的としているわけではないことも、最近のRockstar関係者の発言から見えてきている。実際、開発中にはジェイソンとルシアの冷蔵庫へ食料を補充するような、さらに生活感の強いシステムも検討されていたと報じられているが、こちらはゲームプレイとのバランスを考えて削除されたという。
それでも給油システムは残った。この違いは興味深い。Rockstarにとって給油は、単なるリアリティのための作業ではなく、車での移動や犯罪、逃走、事前準備といったGTA本来のゲームプレイに影響を与えられるシステムなのかもしれない。
満タンまで約10秒。そのわずかな時間が、GTA6の巨大なLeonidaを走る体験をどこまで変えるのか。発売後、かなり意見が分かれそうな新要素になりそうだ。
出典
→ Grand Theft Auto VI 公式サイト(Rockstar Games)
注記: 本記事は、Rockstar Northで先行プレビューを受けたTGGの報告と、その中で語られたRob Nelson氏の発言をもとにGTA6 FEEDが整理したものであり、Rockstar Games/Take-Two Interactiveとは一切関係がない。給油・EV充電・車両修理の仕様はRockstar Gamesが正式なゲームシステムとして発表したものではなく、発売までに変更される可能性がある。掲載画像はRockstar Gamesが公開した公式スクリーンショットであり、給油システムそのものを写したものではない。

