観測者として配信を見るうちに、自分も街の住人として参加してみたくなった人も多いだろう。だが、いざサーバーに参加が認められても、初日に何をすればいいかわからず、戸惑うことは少なくない。この記事では、GTA6 FEEDが、FiveMのGTARPサーバーに初めて参加する人に向けて、街に入る前の準備から初日の立ち回り、避けるべき失敗までを順を追って整理した。

この記事は、FiveMの導入が済み、参加したいサーバーの承認(参加申請やホワイトリスト登録)が完了している段階を前提としている。導入やサーバーの選び方については、別記事を参照してほしい。なお、ここで紹介する操作やルールはあくまで一般的な例であり、細部はサーバーごとに大きく異なる。最終的には、参加する各サーバーの公式ルールが優先される。

GTARPサーバーに参加し、街の住人として立つ初日のイメージ

まず最優先で読むもの ―― 六法(ルールブック)

街に入る前に、何よりも先にやるべきことが一つある。そのサーバーの公式ルール、いわゆる六法(ルールブック)を読むことである。

そのサーバーの公式ルール「六法(ルールブック)」を最優先で読む

GTARPでは、知らなかったでは済まされない禁止行為がいくつもあり、ルールを読まないまま参加すると、悪気なく違反してBAN(追放)される危険がある。RDMやVDM、メタ、パワープレイといった基本の禁止行為に加え、そのサーバー独自の細かい決まりもある。用語の意味がわからない場合は、GTARP用語辞典で確認しておくとよい。読むのは大変だが、ここを飛ばすと初日でつまずく可能性が高い。

街に入る前の準備

ルールを読んだら、接続前に済ませておきたい設定がいくつかある。

第一に、キャラクターの設定を考える。名前と、ざっくりした経歴・性格を決めておくと、街での振る舞いに一貫性が出る。作り込みすぎる必要はなく、遊びながら膨らませていけばよい。

第二に、FiveMのプレイヤー名(Player name)を、キャラクター名に変更しておく。初期設定ではSteamの名前が反映されることが多く、そのままだと中の人の情報が各所で見えてしまう。FiveM画面右上の歯車アイコンから変更できる。サーバーのDiscordニックネームも、キャラクター名にそろえておくとよい。

第三に、ボイスチャットとキー設定を確認する。多くのサーバーでは、接続直後はボイスチャットがオフになっており、自分の声も相手の声も聞こえない状態になっている。設定をオンにし、マイクが正しく動くか事前にテストしておきたい。キー割り当ては、Escキーからオプション内のFiveM項目で確認・変更できる。このとき、日本語入力(全角)状態だと操作やチャットを受け付けないことがあるため、半角英数に切り替えておくのが基本である。

なお、サーバーを選んだ際に画面右上へ「outdated」と表示されることがあるが、これはサーバー運営者向けの更新通知であり、プレイヤー側で再インストールなどをする必要はない。気にせず接続して問題ない。

街に入ったらまずやること

準備が整い、初めて街に降り立つことを、日本のGTARPでは「初起床」と表現することがある。初日は、焦らないことが一番のコツである。

GTARP初日の動き方の流れ(イメージ)

最初にやるべきは、いきなり事件を起こすことではなく、街を歩いて雰囲気をつかむことである。どこに何があるのか、人々がどんなふうに過ごしているのかを眺めるだけでも、街の空気がわかってくる。

サーバーによっては、新規住民であることを示すタグやネームを付けられる仕組みがある。これを使うと、周囲の住人が初心者と察して配慮してくれることが多いので、用意されていれば活用するとよい。

操作面では、インタラクト操作を覚えておきたい。多くのサーバーでは、左Altキー(「心の目」と呼ばれることがある)を長押しすると対象に印が出て、右クリックなどでメニューを開ける。ドアの開閉やオブジェクトの操作、職業のメニューなどは、この操作から呼び出すことが多い。また、声の届く範囲を「ささやき・通常・叫び」の三段階で切り替えられるサーバーもあり、場面に応じて使い分けると自然な会話になる。

人に出会ったら、中の人ではなく、キャラクターとして自然に挨拶や自己紹介をする。そして、何か一つ職業に就いてみるとよい。初日からギャングや警察といった対立の中心に飛び込むより、飲食店・タクシー・メカニックといった生活職から始めるほうが、街や人に慣れやすいと言われている。仕事を通じて自然に他の住人と関わるうちに、自分なりの物語が動き出していく。

初日にやってはいけないこと

トラブルやBANを避けるため、初日にとくに気をつけたい行為を挙げておく。

RDM(理由のない攻撃・殺害)とVDM(理由なく車で人を轢く行為)は、ほぼすべてのサーバーで重大な違反とされる。ロールプレイ上の必然性がない暴力は避ける。

メタ(メタゲーミング)にも注意したい。これは、キャラクターが本来知り得ない情報を行動に使ってしまうことである。たとえば、画面に他プレイヤーの接続者名(緑色の文字など)が見えていても、それはキャラクターには見えていない情報として扱う必要がある。表示されている場合は、設定で非表示にしておくのが望ましい。観測者として他の配信で得た情報を、自分のキャラクターの判断に持ち込むのも、同じくメタにあたる。

パワープレイ(パワーゲーミング)も避ける。相手の反応の余地を残さず、一方的に展開を押し付けるロールプレイは、相手の体験を壊してしまう。

OOC(中の人やゲーム外の話題)を街なかに持ち込まないことも大切である。配信の話や現実の話は、キャラクターとして街にいる間は控え、技術的なトラブルなど、どうしても必要なときだけ最小限にとどめる。わからないことが出てきても、街なかで大声で質問するのではなく、後述のOOC用の場で聞くのがよい。

困ったときの頼り方

初日からうまく演じられなくて当然である。最初は周囲の住人の振る舞いを見て、真似るところから始めれば十分だ。

操作や進行で迷ったときは、多くのサーバーが用意しているDiscordのOOC・質問用チャンネルや、運営、慣れた住人に尋ねるとよい。ロールプレイ中の状況説明には、行動や状態を文章で示すコマンドが使えるサーバーもあり、通報の専用コマンドが用意されていることもある。こうしたコマンドはサーバーによって異なるため、FiveMコマンド辞典やそのサーバーの案内で確認してほしい。

一日の遊びを終えてログアウトすることを「就寝」と呼ぶサーバーもある。無理に長時間続けず、自分のペースで街に通うのが、長く楽しむコツである。

出典・参考

本記事の作成にあたり参照した主な情報源:GRVL公式サイト(FiveMの導入・初期設定ガイド)/CLUB 9w1 FiveMマニュアルWiki/FiveM初心者向け解説記事 ほか。RDM・VDM・メタ・パワープレイなどの用語の定義は、GTA6 FEEDのGTARP用語辞典に準拠している。なお、ボイスチャットの初期オフ、キー設定の場所、プレイヤー名の初期表示といった挙動はFiveMの一般的な仕様だが、新規住民タグやインタラクトのキー、各種コマンド、職業の構成はサーバーごとに大きく異なる。

本記事はGTA6 FEEDによる解説であり、Rockstar Games・Take-Two Interactive、および各サーバーの運営とは一切関係がない。操作・ルール・コマンドはサーバーやMODの仕様によって変化することもあるため、参加にあたっては必ず各サーバーの公式ルールを確認されたい。