グランド・セフト・オート チャイナタウン・ウォーズ
最終更新:2026-09-20
このページでは、見下ろし視点へ回帰した携帯機の意欲作『グランド・セフト・オート チャイナタウン・ウォーズ』(2009)を、発売日と対応ハード、開発、ストーリー、楽曲、評価、シリーズでの位置づけという観点でまとめます。GTAシリーズアーカイブの一部として、シリーズの流れをたどるための基礎情報を日本語で整理したものです。
※本ページは公式発表・トレーラー・各メディアの先行取材・考察をもとにした非公式のまとめです。GTA6は2026年11月19日発売予定で、発売後に内容が変わる場合があります。
概要
グランド・セフト・オート チャイナタウン・ウォーズは、2009年にニンテンドーDS向けに発売された作品です。3D作が主流だった時代に、あえて回転する見下ろし視点へ回帰し、タッチ操作を全面的に取り入れた意欲作でした。DS版はセルシェード調のアメコミのような絵作りが特徴です。
発売日と対応ハード
まずDSで登場し、その後PSP版、さらにスマートフォン(iOS/Android)版が配信されました。
開発の特徴
スタイラスやマイクを使ったミニゲーム(配線いじり、車の盗み方が車種で変わる等)を多数搭載。麻薬の売買で稼ぐサブシステムも導入され、これが物議も呼びました。GTA IVのリバティーシティを縮小して再現しています。
主要スタッフ
Rockstar Leeds を中心に制作されました(役職は当時)。
- プロデューサー:レスリー・ベンジーズ、ゴードン・ホール。
- 脚本:ダン・ハウザー、デヴィッド・ブランド。
- アート:イアン・ボウデン、ダン・ロバーツ。
ストーリー(ネタバレ注意)
※結末に触れます。舞台は2009年のリバティーシティ。主人公はトライアド(三合会)の青年ホァン・リー。
- 殺された父の家宝である刀「Yu Jian」を叔父ケニーに届けるため、ホァンはリバティーシティを訪れます。しかし到着早々に襲われ、刀を奪われてしまいます。
- ホァンは叔父の下で家業を手伝いながら刀の行方を追い、トライアドの後継争いや汚職刑事の思惑に巻き込まれていきます。
- やがて、刀を盗ませ父を殺した黒幕が、ほかならぬ叔父ケニー本人だったと判明します。ホァンは復讐を遂げ、街の抗争に決着をつけます。
主な登場人物
- ホァン・リー
- 主人公。父の仇と、奪われた家宝の刀を追う若きトライアド。
- ケニー・リー
- ホァンの叔父。家業を差配するが、物語の鍵を握る。
このほか、トライアドの長や汚職刑事など、後継争いに絡む人物が登場します。
使用楽曲・サウンドトラック
本作のラジオは、DJのしゃべりもボーカル曲もない「インストゥルメンタル(器楽)のみ」という、シリーズでも異色の構成です。
- 局はそのまま実在のアーティストやレーベルの名を冠しており、Deadmau5、The Alchemist、Tortoise、Anvil、DFA などが並びます。DS版とPSP版で局数が異なります(PSP版で追加)。
- オープニング曲「Chinatown Wars」は Ghostface Killah と MF Doom が手がけ、Oh No がプロデュースしました。
発売後の評価
批評面では絶賛され、MetacriticはDS版が93点前後という携帯機屈指の高評価でした。一方で商業的には振るわず、発売直後の売上は期待を下回り、「大人向けの携帯機ゲームの難しさ」を示す事例として業界で議論されました。
シリーズでの位置づけ
初代の見下ろし視点へ立ち返りつつ、携帯機ならではの入力を全面採用した実験作。批評的評価と商業的結果のギャップでも記憶される一作です。
出典
GTA Chinatown Wars 英語版Wikipedia、Metacritic ほか。
Rockstar Games及びTake-Two非公式。商標は各権利者に帰属。ページ内の画像はRockstar Gamesの公式素材(プレス素材・公式映像のスクリーンショット)です(© Rockstar Games / Take-Two Interactive)。
