グランド・セフト・オート バイスシティ(GTA VC)
最終更新:2026-09-20
このページでは、1980年代のマイアミを下敷きにした街を描いた『グランド・セフト・オート バイスシティ』(GTA VC)を、発売日と対応ハード、開発、ストーリー、評価、そしてGTA6のバイスシティ回帰とのつながりという観点でまとめます。GTAシリーズアーカイブの一部として、シリーズの流れをたどるための基礎情報を日本語で整理したものです。
※本ページは公式発表・トレーラー・各メディアの先行取材・考察をもとにした非公式のまとめです。GTA6は2026年11月19日発売予定で、発売後に内容が変わる場合があります。
概要
グランド・セフト・オート バイスシティ(GTA VC)は、2002年に発売されたシリーズ3D期の一作です。舞台は1986年、マイアミを下敷きにした架空都市バイスシティ。前作GTA IIIの無言の主人公とは対照的に、今作の主人公トミー・バーセッティははっきりと喋り、俳優レイ・リオッタが声を演じました。ネオンきらめく80年代の空気とライセンス音楽で、時代そのものを再現してみせた点で高く評価されています。
発売日と対応ハードの変遷
PS2で登場し、以後さまざまなハードへ広がりました。
- オリジナル版:2002年10月29日、北米のPlayStation 2で発売。
- Windows版:2003年5月に発売。
- Xbox版:2003年11月(北米)に発売。
- 後年にはスマートフォン向けの10周年記念版も配信。2021年には『GTA: The Trilogy – The Definitive Edition』にリマスターとして収録されました。
開発
開発はRockstar North。前作からわずか約1年で作られた続編ですが、内容は大きく進化しました。
- 喋る主人公の採用に加え、ミッションが複雑化し、車種や照準射撃なども改善されました。セリフ量は前作の数倍に増えています。
- 1980年代マイアミの再現にあたっては現地取材が行われ、映画『スカーフェイス』やドラマ『マイアミ・バイス』といった当時の映像作品が世界観に強く影響しています。
- 100曲を超えるライセンス楽曲を複数のラジオ局に載せ、「時代の音楽で世界を作る」という手法を決定づけました。
主要スタッフ
(役職は当時)
- プロデューサー:レスリー・ベンジーズ。脚本:ダン・ハウザーら。アートディレクター:アーロン・ガーバット。
- 声の出演も豪華で、主人公トミー役のレイ・リオッタをはじめ、実力派の俳優が多数参加しました。
ストーリー(ネタバレ注意)
※結末に触れます。舞台は1986年、マイアミをモデルにした街バイスシティ。
- 長い服役を終えて出所したトミー・バーセッティは、元締めのボス、ソニー・フォレッリの指示でバイスシティに送られ、麻薬取引の監督を任されます。ところがその取引は待ち伏せに遭って失敗し、トミーは大きな損失の責任を負わされてしまいます。
- 事件の裏に地元の麻薬王リカルド・ディアスの存在を突き止めたトミーは、相棒ランス・ヴァンスや弁護士ケン・ローゼンバーグらと関わりながら、ディアスを排除し、その屋敷と事業を奪って一大勢力を築いていきます。
- やがて取り分を求めてソニーが牙をむき、ランスも裏切ります。トミーは両者を返り討ちにし、名実ともにバイスシティの支配者となって物語は幕を閉じます。
主な登場人物
- トミー・バーセッティ
- 長い服役を経てバイスシティに来たギャング。喋る主人公として犯罪帝国を築く。
- ソニー・フォレッリ
- トミーを送り込んだマフィアの元締め。後に対立する。
- リカルド・ディアス
- 取引を襲わせた地元の麻薬王。
- ランス・ヴァンス
- トミーの相棒。後に裏切る。
- ケン・ローゼンバーグ
- トミーに付く気弱な弁護士。
使用楽曲・サウンドトラック
1986年のマイアミという設定を、1980年代のヒット曲で徹底再現。楽曲・CM合わせて113曲以上を収録し、シリーズの「時代を音楽で再現する」路線を決定づけました。
- ラジオ局はジャンルごとに作り込まれ、Flash FM(ポップ)、V-Rock(ハードロック/メタル)、Fever 105(ディスコ/ソウル)、Wave 103(ニューウェーブ)、Emotion 98.3(バラード)、Radio Espantoso(ラテン)などが並びます。
- 代表的なアーティストに Michael Jackson、Hall & Oates、Mötley Crüe、Iron Maiden、Blondie、Gary Numan ら。
- 公式サウンドトラックは Epic Records から7枚組のボックスセットとして発売されました。
- 後年のリマスター『The Definitive Edition』(2021)では、権利切れにより一部の楽曲が削除されました。
発売後の反響・評価
シリーズを代表するヒット作の一つとなりました。
- Metacriticでは、PS2版が95点前後という高評価を獲得しました。
- 発売直後から爆発的に売れ、2002年の北米で最も売れたゲームになりました。累計販売本数も全ハード合計で1750万本規模に達したと報じられています(2008年時点)。
- 各賞でも高く評価され、シリーズの「時代性の再現」というブランドを確立しました。
GTA6・シリーズへのつながり
バイスシティは、GTA6を語るうえで欠かせない場所です。
- モデルはフロリダ州マイアミ。GTA6(2026年発売予定)は、この「バイスシティ」を再び主要な舞台に据えます。
- 2002年の本作以来、約24年ぶりのバイスシティ回帰であり、80年代を描いた本作と現代を描くGTA6を比べる楽しみもあります。
出典
各作 英語版Wikipedia(Vice City/GTA VI/infobox・release節)、Metacritic ほか。
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